愛犬と愉しむ太極拳。
排泄の往復に、ちょこっと入れてるだけだけれど、私の偉大なる思いつき。素晴らしい。
ハンドラーが股関節を含めた、体全体を柔軟に使うのが良い。おおらかに前向きな、“気”をまといやすいのが、更に良く、何と言っても、気の小さくって不器用なオゥシーを興奮させないところが、トドメの素晴らしさ。
後世に私とオイの名前が刻まれたら、どうしよう?
『いえ、そんな・・・偶然、やってみただけです。オゥシーを興奮させず、みなさん、
服従訓練の延長を楽しんで下さい』
謙遜しながら、ぺランペランの靴を履いた私が、にっこり微笑む。傍らで名犬も微笑む。
あぁ、それなのに・・・・
昨日からオイのヤツ、何だか元気が無い。
一体、どーしたというの〜?
『元気出しなさいよ。この世って、そんなに悪いことばかりじゃないわよ』
明るく励ますと、ますます憂鬱そうに私を見上げる。目が虚ろ。厳しくすれば怯えるし、煽てれば不愉快、しかも失望の顔をするし、あなたってコは、本当に難しい。今回はまったく思い当たる原因がなく、不安。平凡な毎日の繰り返しの中で、ほんの少しのスパイスがある程度なのに。
も、もしかして、太極拳がお嫌?
一昨日は確かに、太極拳中、目が嫌々だった。それでも私の横に停座するときには、“私って、良いコですね?”と言う目をしてた。目で演技するなっ!と思ったのだけれど。
グランドでする服従訓練でも、停座の時間=アイコンタクトの時間、と義務化した。
『いい?オイ。アイ・コンタクトをすれば良いことがおこるなんて、世の中にはない。アイコンタクトしていないと危ないことがあるって、知っておきなさい』
しかし、“ならば、あなたよりもより怖いモノにアイコンタクトを送ります” と、オイ。
そういうわけには、いかないのよ〜!
すると、さすが、6歳にもなる、酸いも甘いも判った中年犬だねぇ〜。
顔を歌舞伎役者のように、グルッと回転させ、周囲に目配りした後で、アイコンタクトに入るの。
その間、ポーズ、流れるような動作、団十郎に見せたいようなお見事さ。必死になると、こうまでして自分を守ろうとするのねと感心さえしてしまった。
それにしても歌舞伎役者にしたくって、頑張ってるんじゃありませんからね!(でも動画にするなら、絶対、太極拳アレンジより歌舞伎の方がしっくり。これを後世に残すわけにはいかない)
ぽったり感が英国風でお気に入りの花瓶。
同じタイプで、ピッチャーも欲しい。
庭を少しでも“英国風”にしたいと思い、
壁にレンガを貼ったお洒落な水廻りを計画していた。
カタログを覗き込んだダンナに、
『なんで庭に便器を置くの?』 と訊かれるまでは。