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飼い主の私 JO母

Author:飼い主の私 JO母
J.O.(ジャッカル・オイ)のサバンナ日記の続編。

舞台をアメリカ南部の小さな町サバナに移し、『フンッ!』眉毛吊り上げ活躍中の愛犬。前世は黒人の奴隷だったと思う飼い主が涙ながらに綴ります。

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子どもというもの

やっと声が復活。かすれているけど、出るには出る。

この1週間、咳に苦しんだので、胸部と腹部のインナーマッスルは強化された。(筋肉痛がツラカッタ・・・)。トローチ舐めながら寝た日々は、歯肉にさぞかし祟っただろうけれど、偶然、今週末は歯医者の予約も入っているから、大丈夫だ。

ついでながら乳癌や子宮ガン検診も、オール・クリア。良し良し。

友人Eとも久々電話。

Eのムスメのミーナの音楽教室の発表会も、無事、終わったそうだ。大きなホールで観客を集めての発表会のために、終盤の練習会では泣く子を何人も出している様子だった。

発表会はエレクトーンだかピアノだかの、子ども達の合奏がメインらしい。ミーナは小さいので、列のまん前。しかしオチコボレなので、出番は僅か(友人E談)

『リズムに乗って、横にスイングしながら演奏しましょうね』 
先生の言葉に、子ども達は体を揺らしながら演奏する。一番前のミーナは、それがとても上手いらしく、いかにも楽しげで本格的に演奏しているように観客席から見える。

ところが(数少ない)自分の出番になると、一転。直立不動。立ちん棒のクソ真面目顔になって、たどたどしく鍵盤に向かう。

そして自分の出番が終わると、また抜群のリズム感でスィング。

友人Eは、見ていて死ぬほどおかしかったそうだ。子どもはこれだから面白いんだよねぇ〜。

私も本当にそう思う。







大人と子どもの気持ち

外国で結婚、出産をし、しかしその国の教育を受けさせず、自分の国(先進国)のおじいちゃん、おばあちゃんに就学期の子どもを 『後はよろしく!』とばかりに、送り込む。

送り込まれる側からすると、そういう子どもを 『パラシュート・キッズ』と呼ぶのだそうだ。
とても言い得てる!

パラシュート・キッズ予備軍の赤ちゃんが産まれた。
『あら?なら、我が家で大事に育てるわ!日本の教育では、いけないの?』
居ても立ってもいられず、ダンナに提案する。
しかし
『オトコのコならばアメリカやカナダで育てた方が良い。オンナのコならば発展途上国で育つのが良い』
ダンナ、まことにツレない。
性差なく教育は受けさせても、バック・ボーンに培わせたいものは、男女で異なるらしい。
んで、日本に生れたんならともかく、必要性がないってさ。

実家で母にそんな話をする。
『実母でないのだから、お前が子どもを育てても、(本能で)子どもを胸に抱きしめてあげるような、そんな風にはなれないかもしれないね』

それは本当の事かもしれないが、母ちゃん、私だってあなたにただただ甘えたくって、撥ねつけられてた子どもだったのだよ。

お隣の母親の子どもを叱るヒステリックな声を聞くと、昔は私もああだったのだろうか?と恥ずかしくなると母が言う。

『酷い母親だったよね』 機に乗じて言ってみる。

『それでも、こんな良いコに育ったじゃないの』

親殺しやら、何やら物騒な事件が続いた後だったからだろう。
それでも母が冗談でも私を『良いコ』と言った事に、四十路になっていても、とても驚いた。

たまたま実家に立ち寄っていた時、呼び鈴が鳴って玄関に行くと、そのお隣の男の子。
『お、お花をどうぞ』
ちぎられたお花(雑草)が2輪、男の子の手の中から差し出された。
『まぁ、ありがとう!』
多分、登下校に彼に声をかけてる母への贈り物に違いない。
それも言い出せそうになかった、気弱そうな表情の男のコ。
男の子の背中に、小さな想いを込めて見送る。
(母は留守だったのよ)

バレエ観賞

ブーケ
元教え子、ゆうかちゃんのバレエの発表会に贈ったブーケ。
今回のは、ちょっと私の好みではない。

高校3年生。ゆうかちゃんの最後の発表会。

小学校に入学する頃、私がお教室を離れてお別れした
もう1人の元教え子、まなちゃんも、ずいぶん女らしくなっていた。

今は踊りが高度になってしまって判らないけれど、2人とも
リスの役ならリスらしく
ウサギの役ならウサギらしく
クマさんならクマらしく
とても心を込めて踊るところが、気に入っていた。

踵をひとつ、ポンっと置くだけでも、誇らしかったわ、私。

9-4-2
ビョー ビョー ビョー
最近、留守番がやたら多い私の愛犬。
扇風機はすっかりお友達になった。

褒めると改善される事も多いが
すぐ図々しく昔の悪癖も顔を出すので
お付き合いは難しい。
留守番が多いのは、一向に平気。


食中毒の母

『A A I ・・・・ A A I ・・・・あ〜あ〜 』
エィ エィ アイ  エィ エィ アイ
この言葉には、一体どういう意味が隠されているのか、イノシシ・ベイビーは、
こう繰り返し喋りながら、実家に横たわっていた。

妹が里帰りして来た。
丸々太ってる赤ん坊というものは、何はさて置き可愛いと思うが
カメラを向けると
『その角度から撮ると、鼻の穴が丸見え!やめて』
と、横から死にそうなイノシシ・ベイビーの祖母。

母は、足元がふらつき、嘔吐、目眩、貧血だと言って倒れていた。
(後に食中毒だったと判明)
しかし、ちゃんと赤ちゃんの横の、ベスト・ポジションに並んで
倒れているってところが、さすが。

昔、ウチの母親は父を含むグループと山菜採りに行った。
牧場の近くで、母は牛が逃げ出さないように電流の流れる鉄柵に
知らないまま接触しそのまま鉄柵を越えて、牧場の中で倒れこんだ。
ショックで軽く意識を失い、気がつくと、腰が抜けて動けなかったと言う。

『お〜とうさ〜ん!』と力の限り叫んでも
『お〜ぅ!』と呑気な返答が遠くからあるだけ。

母が顔だけ動かして辺りを見回すと、自分のまわりには豊富に
山菜があちこちにあったと言う。

母は“ひっくり返ったミズスマシ”のごとく
自分の腕の範囲内で、辺りの採集をせっせと行い出した。
やがて父は、なぜか牧場内にひっくりかえっている、自分の妻を発見。
しかし、電流の柵のせいで、中に入れず
柵の切れ目を探しながら、遠回りしなければならなかったため
駆けつけるまでに、更に時間がかかった。

母はその間に、無事復活しており、ようやく駆けつけた父に
牧場内の山菜採取を命じたと言う。

**********

3年前のGWの時は
『おばあちゃんが登ったハイキング・コースを一緒に上りましょう』
と、父と弟と、その息子の孫(当時1年生)を誘った。
そして山を軽く見てショート・カットを図り、本当に、そのまま迷子になった。

携帯電話は圏外になり、足元は気がつくと崖になり
鬱蒼と茂った木々の中で、獣道さえ無くなったと言う。
4、5時間彷徨い歩いた末、日頃、登山が趣味の父が何とか
動き回っては、道を探し出し、自力で山を下る事が出来た。

6歳だった甥っ子は、その間、泣き言・弱音の類を1つも吐かず、
大人たちを信じて歩いたと言うので
あのコの気性をとても母は気に入り、しかも
『あの日、あのコはオトコになった』という事にもなっている。
(しかし、その夜、甥は苦しそうに、唸って唸って寝ていたと言う)

こういう母のエピソードは、いくつもある。

街に出たついでに、ケーキを買ったので
『食べる?』と訊くと
『うん』

元気になって、良かったね。


8-29-1
犬のシツケも難しい。
以前よりずっと良いコになったオイではあるが
踏み台の下に籠り、ジトーの心の不活性は続く。
しかし、この時は何があったのか?
何を見てるの?オイ?


8-29-2
排泄の後、死にそうな蝉を発見。オイ、大喜び
“撮影は出来るだけ早く済ませてねっ!”


8-29-4
 “えへっ!”
8-29-3
 “パクッ”

子どもに吠えられ、触られてしまったよ。

雨が降ってくれて、ミミズだって、カエルだって、アメンボだって
みんな、みんな、一息ついたと思う。
我が家の芝生も元気がなくなって、芝刈り業務から解放されて久しい。
みんな達、生き返れ〜!

薄暗くなった頃、一端止んだまた雨が降り出してきて
いかにも散歩にふさわしくない時間帯になった。
『今だっ!散歩に出かけるぞっ!オイ』
こういう事もある。
土手の遊歩道を歩くと、犬の散歩の帰り組さん達とすれ違う。

そんな中、Mシュナと、大人数人と子ども2人の一団が歩いて来た。
狭い土手なので、一団に道を譲って通り過ぎようとした時
子どもの1人がいきなり『ワンッ!』オイに向かって、叫んだ。
子どもの声は薄暗闇の中で、大きく響いた。
とても驚いた。
自分は多勢で安心であり
もしかすると、自分の犬に加勢したかったのかも知れないが
(でも、オイは脚側も姿勢も崩していないからね)
子どもに調子に乗った悪意と、攻撃的な感じがあったのは、
明らかだった。

私もオイ同様肝っ玉の小さい女なので
しばらくしてから、ムカッ〜!
追っかけて行って、
『ふざけんな!お前!』
年端もいかない子どもとはいえウォンウォン
泣かせてやりたかった。
子どもには美しいところもたくさんあるが、邪気もある。

先週は2才ちょっとくらいの年齢のオンナのコが
まったく物怖じせず、オイのお尻をペタっと触って、離れて行った。
これも驚いた。
三姉妹の長女、次女、祖母が言うには
まったく犬を怖がらず、どの犬にも手を出してしまうのだと言う。
あまりに自然で、さりげないから
今まで問題が無かったのだろうか。
『とても危ないことだよ』
そう伝えて別れたけれど、誰もあのコに、そう注意は払わないだろう。
(これからは要注意だ)

どうも最近、『子ども』が絡んでくる。



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