可愛く見えてしまうワガママ
春のモヤモヤとした日が嫌い。空気が砂塵で濁っているような、うす曇りで、ぼんやりとしてる日が苦手。外出先で雨に変って、ホッとしました。
オイは庭で留守番。何も構い立てはされることなく過ごしましたが、お尻に出来た大きな毛玉を解いてやりました。
ブフ〜と不服を唱えながら、目を閉じてるオイを押さえつけ、やり始めたら、面白くって止まりません。しかし、絡んだ抜け毛が小山のようになる頃、我慢の限界を超えたのね。大股開きでひっくり返って、床に張り付いて動かない。足を閉じさせようにも、ガッと開いて踏ん張ったまま。『起きてよ!』抱き抱えようとしても、床の上を股開きのまま滑っていくよ。
こうなると、私の力ではどうにもならない事を良くわかっているんだ。そして、こういうオイの悪は・・・・。『ふざけちゃいかんっ!』ペシッ!なんてお尻叩いてみても、腹の奥で笑えてしまって・・・・可愛いんだよねぇ。生意気な目してる小悪魔なんだけどねぇ。
ちょっと前にも、廊下の曲がり角からそ〜っと私を窺ってるオイを発見。脱衣所の前を通りかかって、偶然発見した靴下を咥えて、『気が付いてくれないかな』って、こちらを見てる。昔のオイなら得意気に『や〜い、や〜い!靴下見つけちゃったわっ!』って飛び出して来たと思うのだけれど。
オイが靴下を咥え『遊んでくれたら、嬉しいな』なんて、健気に無邪気に思っていたかはわからない。叱られる事のないよう保身を計りながら、アホな人間が騙されて自分の遊びのペースに巻き込まれる展開を待っていたのかな。
・・・・・・・・。
疑う事だらけ。
『きゃっ!可愛い!』と素直にオイの可愛さに、心癒されただけの日々は消えました。
こうやって、あのコの腹を探る苦しみの時間が増えてました。
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