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飼い主の私 JO母

Author:飼い主の私 JO母
J.O.(ジャッカル・オイ)のサバンナ日記の続編。

舞台をアメリカ南部の小さな町サバナに移し、『フンッ!』眉毛吊り上げ活躍中の愛犬。前世は黒人の奴隷だったと思う飼い主が涙ながらに綴ります。

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嘘をつくことをやめさせられた犬

毎日30分程度の庭の手入れをしていると、お隣の赤ちゃんの可愛い『あ〜あ〜』という声や、大きな泣き声が、庭に届く。

双子ちゃんを出産されたムスメさんが里帰りされて、黒ラブのルパンは、ちょっとご機嫌斜めのよう。庭で飼われるようになったルパン。オイと前を通りかかると、前かがみのグッと頭を突き出したような姿勢で座っていたりする。
『緊張しているのかなぁ?』と思う。その姿、ちょっとゴリラに似ているよ。

ルパンの前でオイに『座れ』を命じてみた。
オイにクッキーを譲り、庭で遊べば踏み箱にもなってくれた、かつてのおまえのシモベ、ルパン(♂)

オイは『キュンキュ・・』と鳴いて、私に止めさせられた。
この2匹、時期を殆ど同じくして、室内飼いから繋留・外飼いへ。犬にしてみたら、激動の犬生同士。ご同衾。

さて、ルパンに媚という名のカモフラージュ行動を取ろうとしたオイ。私に止められて、今度はブルブル後足が震えだした。
『おまえ、そこまでルパンも怖かったんだね』
犬はこういう苦労を背負って生きていたのだと、うな垂れたくなる瞬間がいくつもある。

仲良く遊んでいるように見えていたんだよ。
オイにはそれが幸せなことのようにも、
必要なことのようにも見えていたんだよ。

ルパンも同じ。
オイを前にして、迂闊に警戒心を解かない。

ルパンの家の前に宅配便のトラックが停まった。
それだけでオイがハウスの中から出てきた。もうすぐ吠えて姿を現すルパンが気になるのだと、それを見ていたから、私にも判った。

困ったねぇ。オイ。


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