トレーニングDVDをオイと観賞する
エレベーターの中で、CW二コルさんと一緒になったよ。
『あなたのお郷(ウェールズ)の犬は素晴らしいですねぇ〜』
いくら私でも、声を掛けたりはしなかったよ。
届きました。イギリスから犬のトレーニングDVD。
そして、このトレーナーの犬も、これまたボーダー。観賞して思うが、ボーダーって、私より頭良いかもしれないわ。凄いねぇ〜、この犬達は!
せっかくだから、オイも一緒に観賞する。
実はオイもこのボーダーという犬種に、どうも一目置いているらしい。かつてのアジリティのクラブで、シツケ教室で、ドック・ランで、あのコが心奪われるのは、なぜかいつもボーダーと決まっていた。
シツケ教室では、オイとおんなじ(まるっきり飼い主が制御不能という意味で)、体躯の大きなボーダーがいた。このコの野性的な匂いに惹かれたのか、同じ境遇のやるせなさが、そうさせたのか知らないが、
『はい!休憩で〜す!』と先生の声がかかるやいなや、飼い主を引きずって、みんなの前を横断し、駆け寄り合うのが常だった。
あの5分だけが、オイの生きがいのお時間だった。
ドック・ランで色んな犬種のコと遊んだ時も、ボーダー、一点狙い。『私を見て〜!私と遊んで〜!』
仲間同士の遊びに忙しいそのボーダーをひたすら追い続け、徹底的に無視されていたけど、それでもお構いなし。
そのボーダー大好き、オイとDVD観賞するのだけれど、ハードルを跳んだり、タグで興奮する彼らを観て、昔の癖、復活。
うるさいのである。
矯正を始める前のようにテレビに飛び掛ったり、攻撃的に吠えたりするのではなく、我慢している吠え(唸り)なんだけれど、いずれにせよ、うるさい。
『うるさいよ!』
叱って、私はソファに座った。すると、オイもソファの影、テレビとは反対の方向に頭を落とした。
テレビの犬達が自分の目に入らないように、オイは体の向きを変えて。
ボーダーも素晴らしいけど、私のオゥシーだって、こんなに健気でいじらいいコなんですよ。目頭がちょっと痛くなった。
今度、アメリカ人とエレベーターで一緒になったら
『ヘイ!ユー!お郷の犬って凄いわねぇ〜』と声をかけてみたいよ。
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