スカーレット・オイのサバナ日記

オーストラリアン・シェパード - 悪行は風と共に去らず-
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興奮を取る 頭を冷静にする その8

2007/06/29 14:35 

他にも、オイの頭を冷静にするために、下記のことを行いました。
頭を興奮させたまま、命令に従わない!と犬にチョークでショックを入れたり、リーダーに従うのだ!と様々な強制訓練を入れるなんて、考えられない事ですね!

A.興奮をさせない暮らし
興奮させない事は、興奮を発散させて解消させる暮らしと、全く違います。充分な運動をさせていたオイですが、まったく興奮からは解放されませんでした。
『運動で満たされること=犬の幸せ、興奮の無い暮らに行き着ける』事など嘘だという事。自分達が、その点で、すでに充分に生き証人になっていると言うのに、指摘されてもすぐには理解できませんでした。

●散歩に行かない
N先生の指示を受けて、適切だと思われる訓練・運動・遊びは行いましたが、飼い主を信頼もしていない犬が、外を歩いても何も良いことはないこと。
関係が落ち着いてきた頃、散歩にも出かけるようになりましたが、これは運動や気晴らしとは、まったく違った意味になっていました。
●当然ながら、フリーにして遊んでいた河川敷・お山の遊び時間とサヨナラ。
●アジリティを辞める。
他にも、ドック・ショー、訓練競技会、フリー(犬とのダンス)の講習会を見学しましたが、一番犬に興奮させるスポーツが、アジリティだったように思います。オイに一番大切なことは、障害を駆け抜ける楽しさでもなく、興奮を消し去る事に他ならないので、これは引退。
またオイには、アジの訓練中に、喘息のような呼吸もあり、ハードル跳びは、私とオイの遊びになりました。
アジリティ自体に問題があるというのではありません。それを楽しめる側と、そうでない側があるという事で、自分達は後者だったということです。
●シツケ教室の脱会。家の中でも出来ない事が、シツケ教室のあの犬達の興奮の中で、出来るわけがない。シツケ教室は、他でも充分に出来るようになってから。私にとって、ものすごくレベルの高い、緊張・試練の位置づけの場所です。
●他所の犬と遊ばせない
この時ほど犬が興奮する時間も無いと思います。
●繋留・ハウスの活用
外部の刺激に晒されない工夫をしました。

●犬に興奮させない人間側の接し方。
これは具体例をいくつか挙げてみます。人は犬に興奮させているのを、喜んでいると勘違いする事が多いようです。これも指導を受けるまで、さっぱり判らなかった。
かつてTVで良く観た、ムツゴロウさんの、『ヨ〜シ、ヨ〜シ〜ッ!』
あの犬の構い方は、犬の興奮を煽り立てると思います。
サバンナ日記にも書きましたが、問題行動の相談を受けて訪問した先で、ムツゴロウさんは犬をガサガサ撫で廻します。犬は嫌がって、気分が悪いと咬み付いていた飼い主さんに助けを求め、あぁ、こんなに関係が良くなりました!で、彼のアドバイスは終了したのを観て残念でした。

またアジの練習で、コーチがオイの背中を、それに良く似た方法で撫でていました。後でコーチに伺いますと、それは、『犬を興奮させる行為』だそうです。アジの訓練で興奮が必要であれば、当然の事だったでしょう。

動物病院の待合室の片隅をお借りして、停座訓練をしていた時です。オイの目が一挙に野生の険しい目に変りました。びっくりして視線の先を追うと、1人の獣医さん。執拗にその方だけをロック・オン。
この獣医さんだけが 『良い子ねぇ〜。ブチュ』キャピキャピ系なんです。そして、この先生の時に、オイは酷く大暴れし、挙句補てい助手として数人が呼ばれておりました。

またその逆のことも。
オイを犬の美容院にお迎えに行った時のこと。受付に『キャ〜!オイちゃ〜んっ!』とする方がいなかっただけで、私はいつもなら暴れるオイに振り回されることなく、ショップで買い物さえ楽しめたのです。
これを自分がオイとの生活を、見直した成果だと勘違いしてブログに偉そうに書きましたが、実はオチはここにあった(笑) 後から、わかりました。

私の懺悔も追加。
アジの練習場で、ビアデッドの男の子が飼い主さんを待っていました。ウハウハして、そのコの名を呼び、『可愛い〜』と叫びますと、そのコも大はしゃぎ。そして、あっという間にシラ〜と、態度を豹変させたのが面白く、何度か繰り返したのですが、その都度、同じ結果に。

犬が喜んでいるのか、ただ興奮しているのか、その違いが解りますか?
いずれにしろ、シツケに悩むほどの人間嫌いのオイが、心から人を歓迎しているとはとても思えないし、この種の興奮・行動をオイにはさせられません。
オイに冷たく接する理由の1つ、他人に犬を触らせないの理由の1つは、そのためです。他にも理由があっての事ですが、意地悪や独占欲とか、いう訳ではありません。



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プロフィール

飼い主の私 JO母

Author:飼い主の私 JO母
J.O.(ジャッカル・オイ)のサバンナ日記の続編。

舞台をアメリカ南部の小さな町サバナに移し、『フンッ!』眉毛吊り上げ活躍中の愛犬。前世は黒人の奴隷だったと思う飼い主が涙ながらに綴ります。

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