興奮を抑えられる犬にするために その9
昨日のブログ記事を読んでいただいてると解りやすいのですが、例えば、ダンナが帰宅時にするオイの挨拶です。
私のコマンドに停座していたオイが、ダンナの顔の接近と供に、耐え切れなくなって、腰を浮かすポイントがあります。そして顔を舐めようと立ち上がる。
これがオイの、『我慢・緊張の限界』を越え『興奮』に走った瞬間なのだなぁと思うのです。つまり、コマンドを与えておいた私への内なる恐れが、ダンナへの内なる恐れに負けた瞬間でもある。
嫌な事に直面しても、それを消化(無視)できる強い精神力も欲しいのです。それが出来ずに、興奮して発散なんかしないで欲しい。問題犬の矯正とは、興奮を発生させないだけでは不完全で、抱えてしまった興奮を自分で抑えられる精神力を培ってやることも必要。
B.自分でストレス(負荷)を消化できるようにするために
●我慢の停座訓練を家の中から始めました。最初はタイマー片手になんと3分から! その後、指導を受け初め、時間も延長。序所に場所を移動しました。また停座から伏せへと姿勢も変更。
いきなり、犬の限界を超すような強い負荷を科すことなく、序所に負荷を強くし消化力を高めました。
●繋留には、良くない天候の日もあります。雨の日に、人を頼って家に入れて!ではなく、自分でハウスに非難する。暑い日は穴を掘って涼む。こうやって頭を使って、ストレスに立ち向かう力を身に付けさせる。
●コマンドには日頃から絶対服従
雨の日のガレージの中の停座訓練で、私はオイが『盲導犬の血筋が自慢のラブ』に吠え掛かった時に、ガンとショックを入れました。
『通りかかった犬なんて、痛く(怖く)なかった。(痛い)怖いのはこの人の方だ。じっと良いコにしていよう』と、犬は思えるのではないか?とその時、思いました。
一時、犬は痛くて怖い思いもしますが、怖い相手がキチンと制御出来る人が相手であれば、吠えやジタバタして自分を余計に興奮させてしまったり、また相手の犬を刺激することなくて済むのです。
通りかかりの犬なんて、ただ通り過ぎるだけで、襲ってくることは、実際にはまず無い。なのに恐怖に取り憑かれしまう犬の関心を、こちらに寄せてやる。
そして犬が、『うわ。頑張ったら褒められちゃった。この怖い(強い)実力者の方に。嬉しい!』と思えたら、それが本物の陽性強化なのだと思います。
実際には、これも難しいことです。犬の恐怖が対人、対犬のダブルになってしまう失敗もあるし、またオイの場合はそれで済んだけれど、これに余計に興奮して、人を攻撃する犬もいるかも知れない。
その直接の解決策にはなりませんが、下準備として、犬に『このコマンドには従おう』 『このコマンドには従わない』 『楽しい』 『楽しくない』などと選択枝を与えず、いつもコマンドには絶対服従であることを示し続けること。
突然、犬が思わぬ反応をして、計算外に困った事態に陥ることもありますが、そういう時でも、絶対、犬に対して引かない、強気の人でいること。静かに落ち着いて、解決法を見出すこと。
何かにパニックして走り出す犬を制御するほど、難しいものはないように思えます。
N先生の言葉ですが、『犬の命を守るために』シツケや訓練が必要だと考えるならば、飼い主には『誰よりもウチの母さんは強い。こんな人に守ってもられるから、安全なんだ。言う事を聞いていれば間違い無いんだ』と、どんなケースでも犬に思い込みさせられるだけの、厳しい面も不可欠になります。
絶対に『ウチの母さんは、楽しい。こんな人に守ってもらえて安全』とは、ならんでしょう?
* 犬にショックを入れる事は、とても危険な行為だと思います。コツの判ったプロにしか危なくて出来ないとおっしゃった訓練士さえいらっしゃいました。自分の体験談に基づいて書いているものですが、それをお薦めしているものではありません。
またN先生の指導を受けて、こう自分は考えるようになったというもので、正確に理解しているわけではありません。
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