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飼い主の私 JO母

Author:飼い主の私 JO母
J.O.(ジャッカル・オイ)のサバンナ日記の続編。

舞台をアメリカ南部の小さな町サバナに移し、『フンッ!』眉毛吊り上げ活躍中の愛犬。前世は黒人の奴隷だったと思う飼い主が涙ながらに綴ります。

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スピリチュアル世界と犬世界

9-8-4

高原に佇む黒いキツネ。

スピリチュアルの世界に、この夏、ちょっぴり傾倒した。
スピニン(スピリチュアル認定)で、私は感情が強いらしい。美術系の才能でもあれば、この溢れ出す豊かな感情を表現し、いっぱしの芸術家になっていたかも知れない。ダンサーや女優でも良かったかもしれないのに、残念だ。

そして私は感情は強いが、意志の方は滅法、弱い。感情に流されやすいということだよね。
これは犬には、良くないねぇ〜。

少しずつ自分の感情を、簡単に“乱さない、なびかない”どっしりとしたものにするために、スピリチュアル世界の助言は、とても利く。
感情を胸で受け止めるのでなく、腹にどっしり溜める。
“胸が泡立つ・波立つ、流れ出る”ような想いばかりではダメなのよ。

自分の住んでる狭い範囲内の気がつきであるけれど、みんな愛情が欲しいんだなぁ。
愛情を与える余裕が無いのに、要求されては辛い。
“私は、無条件で、愛されてる・・・愛されてる・・・”
何度もつぶやいてみると、とても満ち足りた気持ちになることを経験。言ってるのが私だから気色悪いけれど、素直になれば、みんな似た通ったかだと思うよん。

犬の事を学び、“人は愚かで醜い事を知る”が1つのスタート・ラインだったとすると
『私は掃き溜めの中で、根性据えて違う人間になってやる!』という生き方と、『いやいや、美しさも賢さも備えているのに、気がつかないなんて』を付属させる生き方。
後者がお口に甘いとか、逃避とか、そういうものでもないし、しかし、自分が愚かで醜い状態でいるとしたら、確かにその通りになりやすい。

続く

9-8-5

9月の最終日は雨。この頃の暑さが嘘みたいだねぇ、オイ。


お山で瞑想

9−11−2

9月11日の菅平ダボスからの眺め。

9−21

9月21日。ススキの穂が膨らみ・・・

9−21−1

一緒に遊ぶ犬は、朝露でこうなる。

9−11
この日(9月11日)、オイは状態が良くなく、この写真を撮った直後、遊びを中止し、人、犬、共に瞑想する(笑)
奥の木は写真だと小さいが、木陰を与えてくれる貴重な存在。
山も、とても暑い、今年の9月だった。
瞑想の後は、穢れが拭い払われたような、清らかさ。
しかし、現実は厳しく、しっかりやぶ蚊に喰われたりする。
清かった(はずの)心に、瞬時、殺気芽生える。

9−28
本日のオイ。
胸にリボンをかけられ、困惑。(ずり落ちて見えません)
花火と爆竹のシーズンの終焉もあってか、多少余裕が出てきた。

庭よりも家の中の方が、ずっとくつろげて寝ている。
庭で犬を過ごさせるというのは、同じゴロゴロしているように見えても、
適度な刺激を与えているようです。

ラーメンはどうだった?

家を出る前、オイの事で失敗がありました。
『だって・・・。お腹、空き過ぎていたんだもん』
車の中で、腹も立つし情けない。

駐車場に車を停めてから、英会話教室が始まる時間まで、あと20分ありました。
『これでは まともに出来ないわ』 何をおいても、ごはん食べなきゃ!
お気に入りのラーメン屋に向かう繁華街の中で、英会話教室のJ先生と出会ってしまいました。
『I'm starving ! 』
 たった20分しかないけど、ランチに行くの、急ぐの、と言いました。

『何を食べるのか? スパゲッティか? 和食か?』
『Yes! Yes! 』 適当に受け流そうとしましたが、更に厳しく追求を受けてしまい、数分のロス。どうでもいいので、和食という事にしておきました。

お気に入りのラーメン屋に駆けつけると、そこはどうやら潰れたようでした。別のラーメン屋に駆け込み、大急ぎでつけ麺を食べて、水も飲まず飛び出しました。

英会話教室には、3分遅刻しました。
出来るだけ目立たぬよう、乱れる呼吸を抑え、こっそり椅子に座ろうとすると
『ハーイ!○○○、ランチはどうだった?』 わざとらしい笑顔のG先生に出迎えられました。
(あのヤロー、J! チクったな!) 激しく動揺しながら、笑って誤魔化す、ここが年の功というものです。

今日の生徒は自分も入れて2人だけ。初対面の年配のおじサマだけでした。

ワタシは、ここの他の男性生徒が苦手です。強い母音と激しすぎるアクセントとイントネーション。捲くし立てるように喋る彼らの英語を聞いていると、なぜか酸欠で池の中で口をパクパクさせてる鯉を思い出してしまって、息苦しくなってしまいます。虚ろになって目を彷徨わせていると、すかさず叱責が飛んでくる、それが毎度毎度です。

しかし、今日のおじサマは、自分のペースを保っていらっしゃいます。ぼ〜んやり〜とした雰囲気。しかしながら基礎のできた、なかなかの実力の持ち主。

それにしても、奥歯に張り付いたネギがどーしても取れないの。舌で一生懸命しごいてみますが、これが難しい。
目を盗んで、四苦八苦。モゴモゴ・・・。

『麻生氏はなぜ福田氏に負けたのか?』 そう私の専門外の質問を受けました。
『ワタシは、彼が口を曲げて喋るところが嫌です』
と、どうでもいいので、きっぱりどーでも良い自分の意見を申しました。

しかし
『キミもだね!』
返り刀でズバッとやられる。お見事です、先生!でもどーしても取れないの、ネギ・・・・。

乱れた波長を大量発生させてる私の横でも(通常のクラスはもっと真面目なので)、おじサマは決して乱される事なく冷静に淡々と自分の言葉で語ります。
周囲に不愉快さも与えず、それでいてマイ・ペースを崩さない事は、とても大事だなぁ、と英語よりもおじサマに感心。
そしてクラスは終了。

『ラーメン食ってきたんだろ?信じられねーや』
(・・・やっぱり・・・・・匂ったか・・・・・) 
更なるダメ押しを背中で流し、教室を後にします。

おじサマとエレベータ前で一緒になりました。
エレベーターが開き、降りてこられた方と、おじサマは親しげにお話されましたが、副市長だそうです。セレブな友人を持つおじ様はエレベーターを降りると
『それでは、ここで』 爽やかにおっしゃいました。
『腹、空き過ぎちゃって。すぐにラーメン食べないと!』

角を曲がって、急ぎ足で人込みに紛れて行くおじサマを見送りました。


かゆみ止めパッド


夏の私の必需品。虫刺され痒み止めパット。
類似品も多いが、これが効き目が一番。
海外で変な虫に刺されてくるダンナにも太鼓判。
寒くなって蚊がいなくなるのが嬉しい。



前世の旅

山の川遊びの合間、princess court (別名:愛子のコート)で犬と遊ぶ。
木陰に呼んでやると、勢い良く私の足元にドテッと倒れるところなんぞ、我が愛犬にprincess の気品無し。
少し離れた木陰にはキノコ狩りの留守番担当の爺さんも休んでいるが、構わず私も草の上に横になる。私にも、queenの気品無し。

雲が美しく、空を眺めるのが大好きになった。
高原の芝生の庭を駆け回る私の犬は美しく、空気は澄んで、空は高い。
薄い雲が流れて行く。面白いねぇ、下の雲ともっと高いところの雲は、まったく別方向に流れて行くよ。
あっという間に姿を変えてしまうし。
自分の心も、これに良く似ているなぁ〜と思う。
何も考えない頃も夢中になっていた頃も、こんな当たり前の事に気が付かなかったな。

留守番爺さん、どうも立ちションしているらしい・・・。 下男の品格じゃないか。


自分の前世に
『黒人のオンナ奴隷。アメリカ南部。優しい人格者のご主人の下で恵まれた環境。賄い。台所のストーブ(オーブン)が温かく有難かった寒い日。岩のように大きく、緑の服を来た怖い人。鍋。床磨き。長いドレスの下から覗く美しい靴』 昔アメリカの南部を旅していて、なぜか頭の中に浮かんだ事を、数年経って思い出した。

その後、オイの事でスピリチュアル・メッセージを訊いた時にわかった私の前世の1つ、
『黒人。アメリカ。小さな男の子。奴隷の時代より近代だが、黒人故の理不尽な差別や虐待を見て育だつ』
そこで、当時非常に珍しい事なのだけれど、白人の女性教師から教育を受けもする。生徒としての自分は、取立てて何てこともない、その他大勢の中の凡庸な1人であったという感じ。
そこは学校ではなく、大きな組織の経営者が従業員のために、私的に設けている教室。とても進歩的な経営者の下で、恵まれていた。

何と言うか、大筋でそう外れていない。私はスピリチュアル能力が無いので、これがマグレの一発当たりの可能性大だが、それでも良い。
こうやって、パズルの欠片を1つ持っていると、後から『もしや?』くっつく事やヒントもあるから、面白いもの。

どこかの時代でも社会の最下層。その中で“比較的、生活に恵まれて”、“ほんの少しだけユニークな体験”を重ねてきたような気がする。

今は働き者のダンナのお蔭で暮らし向きは楽だけれど、よき母と妻であり・・・ごく平凡な日常、普通の家庭を幸せと言うなら、やっぱり枯渇しがちな愛情ピラミッドの底辺で生きているのかしら。
思い起こせば、まだ20代、もっとも輝かしかった年頃でありながら、禿げのオカマに
『あんた達みたいな底辺がいるから、ワタシも輝けるのよ〜』とシミジミ感謝されたのも、何か意味のあるメッセージだったのだろうか?

意識的に、小市民のささやかな、せこいと呼ばれるような幸せから、もう少し大きなものまで、満喫してみよう。何かしら楽しみにつきまとう、罪悪感を排除しましょう。
贅沢を味わってみよう、もう少し正直に、積極的に生きたとしても、そう悪くはなりますまい。

爺さんの仲間達が、山から降りてきた。竹篭背負っているから、キノコと思い込んだけれど、いくら何でもキノコには早すぎるよねぇ?
それにしても、爺さん達が乗り込む、派手なスポーツ・カーのミスマッチが笑える。

さて、オイ、帰るか。





私がやりましょう!

さて。
オイに一体何がそうさせたのか、ここ最近の生活を振り返る。

思い浮かぶ理由の1つに、涼しい時間が増えて、私に『気』が出てきたのが、オイの不安を掻き立てたのかも?
ダラダラ夏を過ごして、お互い脳みそトロトロし合っていたくせにま〜た、このシト、
張り切ってイキレだすわよ〜 いやねぇ〜
そんな予感でも働いたの?

しかし、そんな気持ち、無いのよ〜ん、オイ。
人間の都合にも合わせてね。オイの都合にも配慮するからね、の湯加減毎日。
今日は一緒に公園の木陰でボーとしましょうよ。

『ならば、私がその犬を訓練ましょう!』
9-18-1
突然、訓練に名乗り出た鳩。

9-18-2
この仕事、好きらしい。
先ほどまで連れ添っていた夫(妻?)鳩は、どこかにまいて置いてきた。

9-18
見張られたままのオイ。

9-18
地べたに這い蹲る犬を前に、誇らしげにハト胸を張る鳩。
この鳩、目をパチクリ、パチクリさせながら、私達が帰るまで30分近く
オイの前に立ち尽くしておった。


↓ これ、アメリカの野生の七面鳥だそうです。
羽を広げると半端じゃない大きさ。こんなのが庭先に現われるだなんて
しかも肉食だなんて。
オイ、どんだけ〜。

七面鳥

『私達も訓練してあげるわよ〜お〜ほっほっ!』





待て、待て、待て、オイ。

昨日当たりからやっと落ち着きを見せ出したものの、何だかソワソワ落ち着き無く
麻薬中毒患者のようだったオイ。

どーしたっていうの? 

最近、オイの言ってる事が妙に伝ってくる(ような気がしている)。
けれど何度も強烈に送ってきたのが
『please leave me alone』 ちゃんとpleaseも付いているところが、哀しい。

『あなたの望むことに、これだけ応えているでしょう?だから、あとは私を静かに独りにさせておいて』
何だか自分の心の中で、すっかり割り切ったようなドライさ。

打ち上げ花火が鳴ってる中で、言われた通りpeeして、勇気の覇者にもなった。

再び山の川で泳いで、冷えた体を温めさせようと指示すると、苔の岩の上で横になって、まったりも出来る。神経質な興奮症も、1部返上。

下流で親子連れが遊んでいたので、少し気を遣う状況だったけれど、私のコマンドにも従い・・・、〜ん、コマンドと言うよりも、言葉を理解し、空気を読み取り、勝手せず、ハーディング・ドック界の風上に向かって3センチ程度、『前進して良〜し』状態だった。

これが日常であれば『ナガレイシ(流石)のオイちゃん』
しかし私の側で呼吸をハァハァ喘ぎ出すし、食事はガツガツ、足先を執拗に舐めていたのが気になっている。

この表現、理解されまいと思うけれど、最近オイは私よりもレベルの高い所に行った。
山の川遊びを終えてから、更に落ち着きを取り戻してきたのが有難い。

9-17

NZの秘境で発見したブラック・トライのドードー。


大人と子どもの気持ち

外国で結婚、出産をし、しかしその国の教育を受けさせず、自分の国(先進国)のおじいちゃん、おばあちゃんに就学期の子どもを 『後はよろしく!』とばかりに、送り込む。

送り込まれる側からすると、そういう子どもを 『パラシュート・キッズ』と呼ぶのだそうだ。
とても言い得てる!

パラシュート・キッズ予備軍の赤ちゃんが産まれた。
『あら?なら、我が家で大事に育てるわ!日本の教育では、いけないの?』
居ても立ってもいられず、ダンナに提案する。
しかし
『オトコのコならばアメリカやカナダで育てた方が良い。オンナのコならば発展途上国で育つのが良い』
ダンナ、まことにツレない。
性差なく教育は受けさせても、バック・ボーンに培わせたいものは、男女で異なるらしい。
んで、日本に生れたんならともかく、必要性がないってさ。

実家で母にそんな話をする。
『実母でないのだから、お前が子どもを育てても、(本能で)子どもを胸に抱きしめてあげるような、そんな風にはなれないかもしれないね』

それは本当の事かもしれないが、母ちゃん、私だってあなたにただただ甘えたくって、撥ねつけられてた子どもだったのだよ。

お隣の母親の子どもを叱るヒステリックな声を聞くと、昔は私もああだったのだろうか?と恥ずかしくなると母が言う。

『酷い母親だったよね』 機に乗じて言ってみる。

『それでも、こんな良いコに育ったじゃないの』

親殺しやら、何やら物騒な事件が続いた後だったからだろう。
それでも母が冗談でも私を『良いコ』と言った事に、四十路になっていても、とても驚いた。

たまたま実家に立ち寄っていた時、呼び鈴が鳴って玄関に行くと、そのお隣の男の子。
『お、お花をどうぞ』
ちぎられたお花(雑草)が2輪、男の子の手の中から差し出された。
『まぁ、ありがとう!』
多分、登下校に彼に声をかけてる母への贈り物に違いない。
それも言い出せそうになかった、気弱そうな表情の男のコ。
男の子の背中に、小さな想いを込めて見送る。
(母は留守だったのよ)

バレエ観賞

ブーケ
元教え子、ゆうかちゃんのバレエの発表会に贈ったブーケ。
今回のは、ちょっと私の好みではない。

高校3年生。ゆうかちゃんの最後の発表会。

小学校に入学する頃、私がお教室を離れてお別れした
もう1人の元教え子、まなちゃんも、ずいぶん女らしくなっていた。

今は踊りが高度になってしまって判らないけれど、2人とも
リスの役ならリスらしく
ウサギの役ならウサギらしく
クマさんならクマらしく
とても心を込めて踊るところが、気に入っていた。

踵をひとつ、ポンっと置くだけでも、誇らしかったわ、私。

9-4-2
ビョー ビョー ビョー
最近、留守番がやたら多い私の愛犬。
扇風機はすっかりお友達になった。

褒めると改善される事も多いが
すぐ図々しく昔の悪癖も顔を出すので
お付き合いは難しい。
留守番が多いのは、一向に平気。


サルの詩

畑からかっぱらってきた大きなかぼちゃ
右腕に1個、左腕に1個、抱えたおサル。
お山に帰るぜ、ヨタヨタヨタ。

トラックの運転手、笑ってクラクションを鳴らしたよ。

サル、驚いて飛び上がる。
大事なかぼちゃ、坂道、コロコロ転がる。

サル、怒る。
怒って、怒って、かぼちゃ追う。
2つのかぼちゃ追いかける。

上手くいかない。
かぼちゃは重い。

サル、いじれてまた怒る。
かぼちゃ、何度も何度もこぼれて 落ちて
コロコロ コロコロ
あっち コロコロ
こっち コロコロ

−金子みすずの気持ちで JO母作 −
 ただいま 曲 募集中。





言葉を伝える、拒絶する

ラッシュ・アワーに、ダンナを駅に迎えに行った。
ダンナに運転を任せ、助手席に乗り込もうとしたけれどティッシュ箱が邪魔。
あぁ、座れないわん、もたもた・・・。
それに気がつかず、ダンナ、アクセル踏んで発進。

『と、止めてぇ〜!』
地面を引き摺られる私の左足。
全開のままのドア。
見物人の顔、顔、顔。


『・・・・愛が・・・・無いねぇ。・・・私たち・・・』
『いいやぁ〜、愛していますよ〜』

本当? そりゃぁ、嬉しいわ 


**********


オイは頭の良い犬ではない。
素質がどうだかは、知らない。
しかし気の小ささと興奮症と、人間に関心が薄いのが
脳みそのキャパを、少なくとも元より小さくさせてしまっているのは確か。

人間に話しかけられるのも、好きではない。
ただ話しかけられれば、目を見て話を聞こうとする。

そして言葉を理解出来ないと、視線を外し(落とし)
一瞬にして目を曇らせ、世界を拒絶する。
逆に何かしら理解出来ている時や期待している時は
あれで結構、誠実な面構えになる。

たとえ脳みその活動部分は少なくても
正直な分、オイは誠実ではないか?と思う。

9-4-1

 うほうほっ! 
わたし げいじゅつのためなら こんなかっこうでもするわ



まだまだ暑いのよ、菅平高原

9-8-1

蒸し暑い下界と、沢山の洗濯物を無視して、菅平高原に。
しかし、ここも日が照ると暑いの。

9-8-2

秋の気配はあるのだけれど・・・・。
9-8-3

あれ? へたり込むオイ。

遊びにボールやオモチャがなければ好き放題、したい放題だったオイだけれど
今は何も持ち合わせていなくても、私の足元をウハウハ走り回って遊ぶ。

一緒に歩いていると、毛が触れる。
この感触、気持ち良いなぁ〜。
最近、停座の位置が良くなって、この時もパフィでっせ。

しかし、ピョンピョン跳ねていたと思ったら、こんなに早くバテちゃうなんて。
オイの体力の無さは筋肉よりも、呼吸器系の弱さからだと思う。
そして気温が下がり、オイにとって適温になると俄然張り切り出して
今度は脚を痛めることになる。

すっかり人の少なくなった高原で
今年の秋は、オイの体専属のトレーナーをやってみようと思う。

小鳥と犬の世界

今朝はツバメが大乱舞していた。
そろそろ南の国に帰る会合ではないかと話した。

***************

私は適齢期をとっくに過ぎ、しかもしっかりとした職にも付いておらず
父と母、特に母の苛立ちをまともに受けて生活していた時期がある。

その頃、家の軒下にツバメの巣を作るのは知っていたけれど
ツバメなど一切の関係無い毎日を送っていた。

ある日、母が残念そうに話し始めた。
今年も軒先の子ツバメ、巣立っていったというのに
一羽だけが飛び立てない。
なぜか毎年、そういうコが一羽現われる。
親にも見離され、空になった巣の中にたった一羽取り残されるツバメのコ。

両親はその子ツバメにワタシの名前をつけて励まし(哀れんで)
見守っていたらしい。
『今日こそ、行(嫁)きなさい!』
ところが子ツバメちゃんは、巣立つどころか、その内に巣から落ちてしまう。
両親が駆けつけると、弱った○○○(ワタシの名前ね)
ツバメの体には、シラミやら蚤がたかっている。
母がティッシュで○○○ツバメちゃんの顔をつぼみ
父がキンチョールをシュ〜ッとすると
ツバメちゃんの体から、虫はゾモゾモと逃げて行ったという。

しかし、それはいくら何でも、荒治療過ぎると思う。
両親の看病(?)の甲斐なく、○○○ツバメちゃんは絶命する。
泣き笑いしたくなるような話。

あの頃に帰りたとは思わないが(壮絶過ぎて)
もう少し深いところで考えてみるべきだったなぁと思う。
なぁんて、今朝のツバメの大乱舞を見た今朝の事も
何年か経ってから
『あの頃、こうしておけば・・・・』
と思い出すのかしら。


用事があって、実家に寄った。
イノシシ・ベイビー達も帰ってしまい静かな家だが、
母のインコだけが、今日も元気だ。

訓練など何もしなくなったオイを、鳥かごの横に座らせる。
オイ、すかさず襲う。
駄目だ、こりゃ。
『動くな。見るな』を命じておくと、それはそれは悲しそうな顔になった。
ワタシ、以前はこんな悲しそうなオイの顔見ても
たじろがなかったのだろうか?
『犬のために鬼になりましょ!』の気合の衰えからくるのか
オイの表情が豊かになったのか(悲しい顔が?)
よう解らんけれど。

インコの餌、足りていないと気が付いたので父に言うが
餌を口の中でグジュグジュに練って、相棒の鳥のオブジェに口移しして
(るつもりで、落として)しまうのだと言う。

『だから毎日決められた量しか与えないんだ』

鳥のオブジェと言ったって、プラスチックの頭だけ。
そんなんでも、このインコには大切な大切な存在になっているらしい。


どこの世界も厳しい。

8月よ、さようなら。

と〜っても涼しくなっちゃって。

しかし、オイは 『快適には、まだまだなのよ』 などと言う顔をしておる。
神経質なあのコが、公園で遊んだ後
『止む負えないわ。やって頂戴。水、浴びせて頂戴』
為すがままで動かない。
運動後の冷却水は、あのコにとってライフ・ラインなのね(笑)

8−30


シャンプーを決行。
タオル・ドライの後、扇風機で乾燥。
『このままジッとしてなさい』
『はい。わかりました』の図。
そのまま眠ってしまう姿に、なんだかほのぼのする。

しかし濡れて冷たくなった背中と違い
腹は、この時でもびっくりするほど熱を持っていた。


 この夏のオイの観察記。

●散歩中に排泄を図々しくするようになった。

水っぽい艶の無い、臭いpooをしていたのが、正常のものになった。
ならば我慢できるはず!と思うが
散歩に行かずとも、3回もpooする、ここんとこ毎日。
出るべきモノが出ちゃったの、っていう感じでもある。
夏の間、低カロリー・フードを与えているのが関係していると思うが
この多便、どういうこっちゃ?

それに対してpeeの方は、非常に解りやすく憎らしい。
盛んにワタシを見つめて、合図を送ってくる。
無視していると、歩きながらも強引に腰を降ろして実力行使。
散歩前にたっぷり出して来ているし、それも緊張に耐えられず
1度きりというのでないので、マーキングの要素が高まったのは明らか。
“あなたの甘さに、攻め込むわよ〜”の図。

●一番せめぎあっていた頃にはしなかった、ハウスの中での“伸び”。
いよいよ自分が出してもらえると解ると
わざとらしく『う〜ん』と伸びする。
これもオイの心の中で何がつぶやかれているか、想像に難くない。

●雷や花火に対して、耐性がついてきた。
それらしき音がすると、飼い主が頼りにならないので、外の様子を覗い
音の元の確認をしたがる。
けれど偶然もあるのだろうが、パニック起して収拾付かず!は、
今年は今のところ、無い。
この季節、レスキュー・レメディと、通年でDAPを使用。

●いまだに寝ぼけの隙を見て、ワタシのフトンの真ん中で
挑発的に、丸くなってみたりする。
ちょっと具合の悪そうなオイに付き従うと、結果すぐにこうなる。
犬のシツケ成功例で
『こうして、こういう酷いコだったのが、良いコになりました♪』
一件落着、犬は劇的に良いコになり、その後まったく問題無しの生活を送るのだけれど
それって本当?

●暑さのせいもあるが、踏み台の下でボケーの毎日。
ワタシの姿が見えなければ、出てきて日光浴をしていたりするが
姿を認識すると、ソソクサと踏み台の下に戻って行く。
まるで、い、いじめ・・・・?。
どちらがいじめっ子で、どちらがいじめられっ子なんだろねぇ?

庭先に野良猫現われ、見詰め合っていたこともある。
こういうのは、面白いからよろしい。

●『ダンナとオイとワタシ。仲良し家族☆微笑み家族』
という空々しい乙女の構想にすがるのは、やめにした。
未練が多少、あった。

●これは自分に。
イノシシ・ベイビーは、ニコニコ愛想良く笑い、歌を唄っても、ワタシの遠吠えにも
楽しそうに声をあげる。
しかし、ワタシにちょっと心が波立たせる事があって、その直後向かった時には
まったく笑わず、口をギュッと閉じてしまった。

ワタシは、感情の抑制がとても弱い。
イノシシ・ベイビーと、犬に教えられる自分の未熟さ。
もっと懐の深い人間になりたいものだ。
脂肪の深みは、一段と増したんだから、こちらも。



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