ダンナの本音
秋祭りで盛大な花火。
すぐ近くの神社で鳴らされるらしく、半端な音で無し。オイと庭で“はっちゃけて”遊んでいた。オイ、非常に短期間内に天国と地獄を味わう。
そして花火の後は、太鼓や笛の子ども神輿が家の前を通った。太鼓や笛の音もオイが嫌いとするところ。
門の内側から、『五穀豊穣をお前も感謝しなさい』と、今年も命令され、ブルブル震えながら、後ろにいるワタシを情け無い顔で振り返る。
『前向け!』と言ったのを、『こっちを向け!』と勝手に解釈し、座り直しているよ、ありゃりゃ。
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ダンナは接待ゴルフ。この季節は快適だろうねぇ。
ワタシもどうも旅行に行きたくなったよ。
一昨年は、オイを連れてニセコに行ったのだけれど、滞在中、ずっと冷たい雨。
『私、いつか“おばあちゃん、北海道に行った事ありますかぁ?”って訊かれても
“無い、無い”と答えてしまうと思う程、取り立てて印象が無かった旅だったの』
ダンナに打ち明けた。
オイを連れて行ける場所というと、場所は限定される。それでも、ちょっとゆったりできて、
美味しいお料理がいただけるところは無いかなぁ?
『あんたの旅行は・・・。いつでも犬を優先させるから、どこに行っても何も出来ない』
まったく旅行に興味が無いのが言葉に滲む、ダンナの告白。
随分ダンナにワガママやってるのが判る、私。
ホルマリン漬けにされたダンナの心。
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