前世への旅
年始、スピリチュアルの話で盛り上がり、私も前世の旅に出てみる事にした。
「これは前世の記憶の破片かしら?」と自分が感じることの殆どは、「私は下流階級に生きている」共通点がある事。臆病なお百姓でありながら、戦に駆り出され、とんでもない惨めな辛い経験をさせらえたような気がするの。負の記憶として烙印を押されているならば、これは「解放」してやりたいじゃないの。
ところが、意外な事に、「前世の旅」が始まってすぐに、マリアさまのステンド・グラスが浮かんできた。天井の高い教会だった。更に驚いたことに、とんでもないような豪華なドレスをまとい、自分は人々から祝福されていた。私たちの赤ん坊の洗礼式だった。丸々とした健康な赤ん坊がベットに寝ている。夫は、何と言うか、宝塚の男役のようなイデタチ。黒髪に近い髪。体躯も良く、賢く誠実な顔をしたハンサムだった。自分の友人達と赤ん坊を見ていた。
私はダンナを「愛しい人」と心の思うがままに呼んでいた。出産で人並みに苦労したのだろうか、「私の赤ちゃん」とも胸を一杯にさせながらつぶやく。全ては完璧で、私は世界中を愛し、それと同じ強い磁力で世界から愛されている幸福な女だった。
(あ〜〜あ〜〜〜)
どうやら前世への旅が、自分の願望を知る旅になっちゃったようだ。人間の潜在意識にはすごいものがあると思う。99パーセントが潜在意識で構成されていると言われれば、それも納得。こ〜んな乙女チックな願望を、私は未だに胸に秘めていたなんて・・・。うぷぷ。
ダンナが帰宅した。車から降りてくるのを待ちながら、「はて?こやつはあのハンサムな私の愛しい人(当時)の生まれ変わりだろうか?」と、念のために観察してみる。
ダンナと目が合った時、私達はどこか前世でも会っている。違う顔だけれど、この目は知ってる。これは確信するよ。

