南の国の客人
「俺は嫌なんだ。しかし家に泊めさせてくれ。だけど本当は嫌だ」
そこまで言うなら、お断りの言い訳を私に考えて欲しいのかと思われるダンナに、南の国の客人、母&子2人の1泊2日の世話係を言い遣った。
「どーすんの?はっきり決めてよ」
ダンナも現地でお世話になっておるし、どうしたものかと思っていたら、「俺、我慢する。泊める」と苦々しい顔で、ついにダンナの決意表明あり。結局、我が家に一泊する事となった。
夕食時。用意されたものが気に入らないと、怒鳴りまくる子どもに唖然。子どもの言いなりに私を遣う母親にも正直、驚いてしまった。
その上、「これでは子ども、お腹が空いて我慢できません。後で買い物に行きます」と言われた時には、脳天から痺れが走った。
マージャンに逃げていたボケ ダンナの帰宅を待って、ただちに大雪の中を、自分達の好きな夜食と、明日の朝食用の食材の購入していただくために、スーパーに送り出す。
しかし翌日もまたダンナ、「俺、関係ない」のスタンス。そういえば姑の法事の時も同じだった・・・・と、過去の憎しみまでもが、ぶり返す。
それでも子どもは食さえ満足ならご機嫌で、ニコニコしながら旅立つのをホームで見送った。私もいろいろ不行き届きであったと反省しつつ、夕食の食材を買い求め大急ぎで帰宅。ダンナ、テレビに夢中。オイだけ寄って来て、足元から外出を責める。
「異文化交流って、難しいわ〜」
「あれはねぇ、異文化交流なんかじゃなくって、シツケされない、ただのワガママ」
俺を煩わせず、不平を言わず、どうして万事、上手く運べないんだ。失望と軽蔑と拒絶を背中に滲ませてるダンナの方が、よっぽども距離感を感じるね。
今夜は早々に夕食をとって、3方に解散。
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