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飼い主の私 JO母

Author:飼い主の私 JO母
J.O.(ジャッカル・オイ)のサバンナ日記の続編。

舞台をアメリカ南部の小さな町サバナに移し、『フンッ!』眉毛吊り上げ活躍中の愛犬。前世は黒人の奴隷だったと思う飼い主が涙ながらに綴ります。

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狼王ロボ オイ熱心に観賞す。

オイはテレビをよく観る。

『オイちゃん、面白いのか?』
最近、ダンナはわざとオイの好きそうな番組にチャンネルを合わせてあげてる。

昨晩もそうだった。

流し台の片付けが終わってリビングに行くと、妻とは決して得られない極上のひと時をダンナは過ごしていた。私の観たい番組には、なんでこんな低俗なものを!と3分も我慢できないくせに、オイと狼王ロボ・シートン作を、愉快でたまらない風情で観ていた。

オイも息も尽かせぬストーリー展開が良かったのか、狼の迫真の演技に引き込まれたのか、集中力が切れなかった。美しい姿勢でゴロリとしながらも、首をもたげたまま最後まで観賞。


このオイも長い間、テレビに狂ったように飛びかかる犬だった。画面に映る、犬や動物、スポーツ選手、スパイダー・マンさえも、あのコの怒りの対象で、テレビにはその時の傷痕が、いくつも残っている。

こうなった直接のきっかけは多分、狼。仔犬の頃、いきなり遊んでいたリビングから、弾かれたように飛び出し、2階に駆け上がって行った。

取り残された私には、呆気に取られるばかりで、一体何が起こったのか理解できなかった。しばらくして、あぁ、テレビのCMの狼の遠吠えが、恐怖で逃げて行ったのだと解った。

仔犬の時の失敗こそ、後々、とても犬を追い詰める事になるのに、私はあまりに呑気にそれを行なった。


きっかけは狼の遠吠え。でも今は優雅にオオカミ観賞できる。あのコの前世が狼に良く似た動物であったなら、これは有難いサインじゃないの。


笛も、きっともう少しだよ。

CDのお囃子や花火の音が流れていると、ガチガチの目に、舌をダランとさせてヨダレまで垂らしていたのが、やっと今朝は普通に排泄も済ませられるようになった。そういう状態のオイを見てると、辛くって参ってしまいそうだったので、こちらも楽になった。



それにしても狼王ロボは、愛しすぎる。

私はラストがあまりにも悲しくって、オンオン泣く。

オイは平気。

が、がんばろう〜。

3-30-2


犬は過去に捕らわれない生き物。今が大事、なのも事実。
しかし、過去の経験を記憶して行動しているのも事実。

友人Sちゃんの子どもは1度熱いオジヤを口に入れられてから、
絶対、どんなにご機嫌とっても
母の『お口に、あ〜ん』に応じなくなった。

犬も子どもも良く似ているからねぇ〜。







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