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飼い主の私 JO母

Author:飼い主の私 JO母
J.O.(ジャッカル・オイ)のサバンナ日記の続編。

舞台をアメリカ南部の小さな町サバナに移し、『フンッ!』眉毛吊り上げ活躍中の愛犬。前世は黒人の奴隷だったと思う飼い主が涙ながらに綴ります。

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犬を語る言葉の誤解・矛盾 その11

『服従』 『主従関係』 『上下関係』 『リーダー』 『陽性強化』 『強制訓練』
これらの言葉から、イメージするものとは、意外にも人それぞれなのだなぁ〜と思います。
私もかつて、服従、服従!と周囲から耳にタコが出来るほど聞かされていましたが、
『それでは服従って何よ?』『犬のリーダーって何よ?』
尋ねても、さっぱり解りませんでした。人の答えもマチマチでした。

オイの最初の訓練士(訪問指導)だったW田先生は、『服従こそ!』の方でした。ある日、W田先生にオイが排泄の後、土蹴りを始めたと伝えると、酷くがっかりされた様子でした。
しかし、同じ『服従こそ!』派であっても、それを『犬の個性』とか平気でおっしゃる方もいる。そして、『服従など必要ない!』とおっしゃる方が、『生意気!許せん!』と言いもする。
だから、素人が混乱するのも、当たり前。

私がN先生の言葉で、『おぉ、そうだ!そうなんだろうな!』とあまりに斬新で、胸を打ちぬかれた言葉があります。(そう言いながら、いつもの私のいい加減さで、言葉は正確で無くお恥ずかしいが)
犬の伏せは一般に服従の姿勢と言われていますが、
『服従、服従などと騒がなくても、犬は好きな人の前で伏せをしたがるものです。服従、服従と人に強要させられていた犬は、人が病気や怪我などで力が落ちた時、露骨に伏せなどしなくなります』
N先生ほど、厳しい服従必要論を唱えている人もいないような気もしますが、言い換えれば『服従不要説』にも取られる言葉です。
で、これが犬の道の奥行きというものだった。

しかし、なんつーんでしょうか、私も含めて、そこに辿り着けず右往左往している者が簡単に発する、上に掲げた言葉には、恐ろしいものが勝手にいくつも憑いてまわりますな。

以下は、ここ1年半、小姑根性で私が世間を見回し、感じるようになった事です。私は素人なので、という殻にも守られておりますので(爆)思ったことを思ったままに、素直に(笑)

まず、私が思いますに、犬のシツケには、○○法などと言わずとも、大きく2つのカテゴリーに分けられると思うのです。

犬の能力が低い vs 犬の心が腐っている

面白いほど、これで区分されます。
みのもんた(顔が似ている)訓練士は、『服従こそ』派の方です。しかし、この方も基本のシツケで餌を使います。仔犬が本格的に教室などでシツケを受け始めるのは、ワクチンの免疫が落ち着く5、6ヶ月頃とします。
果たして、この月齢の犬に、たかだか『呼び戻し』を教えるのに、餌は必要なのだろうか?
『伏せ』も『座れ』『待て』も、どれも犬が自然界でする行動ばかりなのに、餌を与えて刷り込みさせて教えなければならない程、犬は能力が低い生き物なのか。
この方の餌を使用するシツケは、リーダー・ウォークをはじめとする毅然としたリーダー論もあっての事ですが、そんなもの使用せずとも犬はキチンと理解できるとしたら、それはやっぱり犬を低く評価していると思うのです。

犬が正しい事をしたら『褒めろ、褒めろ!とにかく大袈裟に褒めろ!』 というトレーナーさんもいらっしゃいます。それに対して、オイは訓練所産まれのコですが、そこのパンフレットには、『犬を必要以上になでない。なでるのは5秒以内(なですぎると犬が優位になります)』と、シツケ項目にあります。
私は思うのですよ。犬が自然界で、ごく当たり前にする行動に、人が大喜びする必要、あるの? 犬とはそんなに感度が鈍い生き物なの?

100歩譲って、こうやって大袈裟に褒められて、犬が『興奮』ではなく(あるいは恐怖に惹きつけられているのでも無く)、純粋に大喜びしているとします。
しかし、なぜ、『あなたがリーダーですよ!』と勘違いさせるような事をするのか、解りません。そう野望を抱かさないように、裏で100回、蹴飛ばせと続くのか?(犬はそういう野望を抱かない・犬にリーダーは不要派なら、理論として理解できる)

犬はとても賢い生き物です。正しい事をしたならば、『お前は正しいことをしたよ』と認めてあげれば良いだけだと思うのですよ。人をリーダーだと認めている犬であれば、心から『嬉しい』筈です。それで充分理解できる能力があるはずです。私も、以前は、まったくそんな風に考えたこともなかったけれど・・・・。

アメリカン・カントリーおばさまがビデオの中でおっしゃっていました。それを聴いた場所は動物病院。私は足元に停座訓練中のオイが居たので、言葉の正確さには欠けます(またかよ!)。しかし、大筋では間違ってはいないと思います。
『犬は順位社会で生きる動物です。問題行動の殆どは犬が、『自分は上位だ』と勘違いすることが原因です。そして犬はいつも上位になる機を狙っているのです』
『ですから悪い事は悪いと教え、そして出来るだけ褒めて育てましょう』
ここで、ガクっとコケそうになりました。
『問題行動の殆どが、犬が自分が下位だと勘違いする、自信の無さが原因です』 ならば、全然、問題無いのだけれど、『あなたが、犬のリーダーとして存在するなら、犬のそういった野望を押さえ込む暮らしを心掛けるのが、第一です!』 となぜ、続かないの? 起承転結の、転をくれぇ〜!オバサマ〜、です。

長くなるので、ここで一端止め。続く。
それではお前はオイを褒めないのか? リーダーにもなれておらんではないか?と言われるのが嫌なので、続く。

ちなみにオイのお里のパンフレットの最後のページに
◎1年たったら、もう手遅れ!
と黒太文字であります(笑)
これも犬の能力を低く見ておるなぁ〜と言いたいところですが、力なく笑っておきます。




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