スカーレット・オイのサバナ日記

オーストラリアン・シェパード - 悪行は風と共に去らず-
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人の気持ちと犬の気持ち その12

2007/07/10 18:59 

素人の思いを書きましたが、プロのトレーナーさん達にも、
『うわ!大切なことをあれほど伝えたのに、肝心なそこはカットかよ・・・』 
『あの部分だけを勝手に切り取ってみても、効果ないんだって!』と歯軋りするよな思いも、またあるのだと思います。
素人の思い込み、勘違いも、とても怖い。私も都合の悪い事を言われると、『あの方法は、効果が無い』だの、『オイには向いていないわ』などと平気の平左で言い放っておりました。
そして現在の私も立派な素人の端っくれ。こういう者が語る事は、責任も無いし、あまり当てにもならないのです。

ただ、自分が経験した道を辿ってみると、『不思議な世界だった。矛盾だらけだったのに、そこに気がつかなかったぜ』 と思う事が多々あったので、そう考えるきっかけをもう少し早く、自分が持てていたらなぁ〜と思うのです。

犬のシツケでややこしいのは、〔人間の目に見えるもの、そこから推測する犬の気持ち〕と、〔実際の犬の心と、犬の潜在意識に働くもの〕が、違うという事です。

一般的によく言われる事ですが、W田先生はオイを観察して
○散歩に行く気配を察して、ドアの前で待つ興奮は、催促です。
○テーブルの下で、私達の膝に顎を乗せ、食べ物がもらえるのを待つこと。控えめな催促で、今のところは一見問題は無いが、根本は吠えて催促するコと同じ。( → 案の定、食事中に隣の部屋に入れて置くと、催促吠えをするように)
○オイに川に棒を投げてやると、『もう1回、投げてぇ!』とお終いだと言っているのに、その場を動かない事を伝えた時も、『立派に、指図していますね』
しかし、ダンナも私も、『こんなに可愛い顔をして、人にお願いしているのに?』 『オイには自主性も必要。気が小さいので、ノビノビ育てます』と、間逆の判断を下していたわけです。

N先生の指導を受けて、自分なりに、もう少し深いところで、犬の行動を観察するようになりました。

例えばオイに排泄を命じます。
昔のマーキングの女王だった時代に比べ、決められた場所で、指示された時間にするようになったオイは、それはそれで大進歩なのです。
しかし、生活の前後を観察し、心穏やかで無いものをオイに感じます。ならば、排泄場を変更です。いつもとは違う場所に連れて行き、『ここで、peeせよ!あの場所(排泄場)を自分の縄張りと勘違いしていないかい?』 *注 習慣を変更させられる事は、犬によっては非常にストレスだそうです。自己判断で私は、オイには『可』としましたが、どの犬にも問題ないというわけでありませんのでしょう。

オイは、草の匂いを取った後で、短い時間のうちに、一応は排泄を済ませました。しかし、そこから少し離れた場所で、いきなり、せっせと土を掘り始めました。
『これは、“土蹴り”バージョン換えの“土掘り”だ〜!(怒)』
一外に指示通りに排泄したから、ハイ、褒めましょうでは、まったく無い。
こうして、『どこが狂っておったのだ?』とまた、思い当たる限り、自分の過去を洗って原因を見つけ出していく。それを改善し、自分をオイに合うものに、チューニングしていく。本当は、大抵そういう自分が解っていて修正できずにいる事の方が多いので、オイのこういう悪い振る舞いは、もう オイからの 『あんたダメ!』 の宣告に近い感じ。

回りくどくなってしまいましたが、『褒める』も『叱る』も、そうやって、その時の自分達にベストのものを探り当てていくものだと思うのです。私はオイの心を掴めていない人間ですので、試行錯誤中です。

実際には、その時のムードにもよりますが、日常では落ち着いて褒める事が多いです。
遊びの最中は、『よっしゃぁ!!』『そうだっ!』『オイちゃん、良いコォ!』と腹の底から叫びますが、そんな時は、殊更、オイを撫でて優しい声で褒めたりも致しません。
律儀なプロ意識に(勝手に)燃えるコなので、あのコがそこで味わっている快感だけで充分。リーダーたる自分は、自分を主役に、子分の働きぶりを喜べば良いのだ、とも思います。
しかしそれも、いつかこれは正解で無いのか、正解でなくなってくるのか、解る日が来るのかな? というところです。

また、こういう犬&人の双方で気分が乗っている時は、相当要求の厳しい私でおりますが、オイはそうであればあるほど燃えてくるようです。(こういう種の“褒め”もある) 
犬は能力の高い生き物なので、自分の成し得た達成感の喜びも感じるし、チョロイ仕事で褒められても、『アホくさ・・』とも感じるそうで、これも確かにオイを見てると、納得です。

犬の道は人の道、ともよく言いますが、こういう『褒める』『叱る』には、感情が出やすく、人の本性が垣間見える事もあります。そこで私の人格が問題もなってきます。
N先生のブログには、んまぁ〜、私、そんな事、言われちゃったわ〜! 満載。どうもN先生の指導を離れても、やる事なす事、頓珍漢な間違いばかりしているらしく、それは劣った人格の反映、現われらしいです。(なので、このブログはそういう失敗例としては役に立つかも知れません)

また犬の失敗をさせずとも、先日の記事、その10に挙げた犬の表情、僅かな行動からも、自然と犬の状態が把握できるものらしいです。それがいつまで経っても出来ない人間とは、『感度の劣った人間』となり、私はそれが出来ないので、『くだらない飼い主に飼われた』不幸な犬としてオイは今日も生きているという事です。

なるほどねぇ〜とも思いました。
こういう嫌な指摘こそ、飼い主の改善に必要なのに、それをして下さるトレーナーさんは、あまりいない。そういう意味では、ありがたかったと思っています。
いずれにせよ、自分の人格の無さがオイを悪くする最大の理由なのであれば、自己改革をしなければ。自分自身のために、という事ですが。



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Author:飼い主の私 JO母
J.O.(ジャッカル・オイ)のサバンナ日記の続編。

舞台をアメリカ南部の小さな町サバナに移し、『フンッ!』眉毛吊り上げ活躍中の愛犬。前世は黒人の奴隷だったと思う飼い主が涙ながらに綴ります。

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