歯磨きシュシュシュ
早起き体質が身に付いてきたのかしら?
今朝もちょっとお寝坊して、5時30分起き。6時にオイと遊びに出かけたけれど、あぁ、たった30分の遅れで、空気の気持ち良さが消えてる。今日も暑くなりそう。
遊びから帰ると、足を洗って、休憩後、オイは朝食。排泄。そして歯磨きのお時間。
これも朝でありながら、『だ〜めだ、ダメダメ。オイはもう構われ過ぎ!』『今日は適していない』と、出来ない日もある。その結果、何日か放置しておくと、歯石と黄ばみがコンニチワ〜してる。ガックシ。
穏やかな日のスタートであれば、日の入るリビングの床にデーンと腰を降ろし、歯磨き道具を手元にセット。
『ハハ(歯歯)だ。来い!』と呼びつけると、虚ろな顔をしながらソロリソロリとやってくる。耳を下げて、思いっきし上目遣いで。この時は、なぜかまな板の上の鯉。フニャフニャと脱力してる体を、簡単にひっくり返し(仰向けヘソ天)にしてから、歯磨きを始める。
オイには極上馬毛歯ブラシを遣う。500円程の価格で、近所のスーパー・マーケットで買った。毛が柔らかくへたら無いので、最終的にお徳になったように思う。
磨き方は、自分が歯科衛生士の方から教えていただいたスキルを活かす。歯肉を傷つけないように、毛先は歯茎と反対方向に当て、細かく振動させながら歯ブラシを移動する。
歯石はなかなか取れないが、爪で弾いてみる。たまに失敗して歯茎に血が滲んで、せっかくの歯磨きのスキルと極上馬毛ブラシ使用の特典を失くす。
歯石よりも問題なのは、歯周病。下顎にいつも出血している箇所が2つあるので、須崎の乳酸菌を取り寄せて使用中。歯磨き後に、それを付けた指先でキュッキュッと赤い患部を撫でてやる。状態が良いので、ここ2,3日はチト嬉しい。
オイはこの乳酸菌がなぜか好きらしく、また歯ブラシが怖いのもあって、時々私の足の間から、頭をモグラ叩きのモグラのように浮かせて、歯ブラシを舐めたりする。それ以外は何をされても暴れるような事はしない。けれど口を開けたままにしておくための、つっかえ棒の私の指を咬んではいる。口が閉じて、力がこもってくると、また『お口、あ〜んだ!』とムガっとされる。
上顎の裏はキャラメル・ポップコーンのように、黄ばみの付着が酷い。私の歯も、表は綺麗ですと褒められたけれど、裏側はポーリッシュしてもらうまで、バッチかった。お互い、生きてれば、そんなものかもね。
下顎の歯を磨くとき、舌が邪魔で触ると時々、オイもおぅえ〜となる。私も歯医者で歯型を取られる度に、毎回、涙目でおぅえ〜となりながら耐えてる。優しい歯科衛生士さんではないけれど、オイの呼吸が落ち着くまで、この時は待ってやる。
歯磨きの時間は、老婆と老犬のような、気の抜けた静かな時間だ。ついでに耳の中や爪や皮膚チェック・マッサージもどきをして、何もわからないけれど、関節を確認して終了。オイの体の芯に強張りがあるとか、視線に悪びれた様子があるとかで、何となく日々の違いを感じるものが出来てくる。
『はい。お終い』 そーっとオイから手を離し、穏やかに終了を宣告する。オイ、大抵身震いをする。
そして、あ〜、やなものが終わった!終わった!お庭に行くわよ、行くわよ〜と清々した様子で、庭に出たがる。会計を済ませて飛ぶように帰る私と、そっくりだよと思いを馳せる。
今日も暑そうだけれど、お庭の繋留が苦にならなくって良かったね
流れ出そうな愛を胸に閉じ込めながら、だらしなくどこかに放っておいた首輪を探してやる。
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