船頭さんが2人
僅かながらも進歩もしているとは思うが、この夏も、まったく手付かずと言うのか、悪化したと言うのか、オイの呼吸の荒さと、朝一番にケージから出された時の態度の悪さは、何としょう?だ。
朝の顔つきの悪さと来たら、
『私、世の中のこと、すべて不愉快なのよ!』
と言っているのにほぼ間違い無し。
ケージから出した瞬間から、なぜにパッティングが始まるの?苛ついているの?
その理由を教えて下さい、オイ。
・・・って、あまりに深いが、オイの嫌悪感の浅いところにポイントを当てると、こうなんだ!と気がついた。
ダンナが出勤し、家族の朝の一連の行動が終了。その間に自分も食事や排泄も済み、庭に繋留されて、踏み台の下に潜り込む。そこからやっと心落ち着く。
ワーキング・ドックの血がなせる興奮もあるだろう。けれど、そこにあのコの妄想が匂う。
自分に行なわれる物事が、自分の思うように遂行されるように、強く願っているんだ、オイは。或いは、念をかけてると言うか。だから人はオイの思うようには動くとは限らず、苛々の素にもなる。
今朝もドツボに嵌ってしまった。
庭でネコの糞がないかの朝の点検中、困惑の顔で、peeがしたい、と見つめてきた。庭のトイレ・シート上の排泄は、今では全然問題なしで、双方にお気軽である。なので用意してやると、また困惑の顔でこちらを振り返り、“ここが汚れているのが嫌なの”と使いまわしのシートの不快さを訴えてきた。
ここで、『none!』と拒絶するべきだったのに、私はシートをもう一枚敷いて、汚れた部分を隠してやった。
すると家に戻った時、ハウスに当然の如くダッシュしそうになった。この後の流れから言って、次は食事。食事の用意中は、ハウスで待機するからと言う、勝手な自己判断で。
う〜ん!
まるで映画のコマを観ているような、たった5分程度の出来事だった。私達は、1人と1匹、お互いが指導者の気持ちでいる。1人はマヌケに、一匹は狡猾に。
『俺は、この世の中の全てを憎んでいる』
あのコはそう思っているのか?
『私は、この世の中の全てが不愉快』
『私も、この世の中の全てが困難よ』
そう言って犬に同調してみたくなる日もあるやさ。
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