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飼い主の私 JO母

Author:飼い主の私 JO母
J.O.(ジャッカル・オイ)のサバンナ日記の続編。

舞台をアメリカ南部の小さな町サバナに移し、『フンッ!』眉毛吊り上げ活躍中の愛犬。前世は黒人の奴隷だったと思う飼い主が涙ながらに綴ります。

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♪ baby  ouy  私はここにいるよ〜

オイにとって最高に快適に思えるお天気。
良く晴れて、しかも風が冷たくて、あのコの体に負担無し。

機内アナウンス風に言うと、
『少々厳しい環境で、ここ最近を過ごしてきましたので、従順で、楽しく、よく動くでしょう。
しかし耐性は思ったより低下しており、『出かける!』と解った途端、嫌な息遣いが発生しました。心の中の嫌なものが、噴出しています。出掛けに少々〆ましたが、応急処置でしかありません。また春の陽気です。思わぬ野生の呼び声にはご注意下さい』

で、出かけた隣の市の芝生グランド。
土曜日だったので少年野球チームも練習中で、河川工事で、すぐ横を大きなトラックが何台も通る。それでも一番奥のグランドで2人、弾けておった。

ところが、しばらくすると、風に乗って届く犬の鳴き声。
軽トラに繋がれた柴犬2匹を、オイの目線を追って発見。

柴犬クンs には申し訳ないが、近づいて様子を確認させていただく。『キャンキャン』鳴いてる甘えん坊と、しっかりものらしきコの組み合わせで、攻撃性のある酷いコ達ではなさそうで、良かったぁ。

テンションの下がったオイに、それを許さず、大好きなオモチャで遊んでやる。その興奮のお陰で吹っ切れて強気、恐怖から救われたね、オイ。

こうやって柴犬クンsのために、オイに緊張感が生まれ、芝生にゴロゴロする気も無くなり、舌も納まったところを見ると、オイの潜在意識の中には、『私のリーダーは、是非、犬界のどなたかで・・・』っていう願望があるのかねぇ〜?

いや、私の精神は自由で、何にもこだわりがないのよ、っていう感じもする。怖いから逃げる、快適だから居る、それだけよって。

お前が何を感じようが自由だけれど
Baby ouy 私はここにいるよ〜 名前呼んでいるよ〜

ベンチに座って、オイは私の足元でゴロリ。柴犬クン’sを警戒しながら、1度だけ私を見つめてきたよ。


3-4-3.jpg

ハッとして、この姿勢で、動かず私を見つめるの。

私にも警戒心はあるのね。




素直でないなぁ〜 素直なのか〜

今は『ぽっつりグランド』がグチャグチャ泥なので、隣の市の公園をお借りしている。
ここは芝生なので雪が残っている。

グrンド


かつて私もこの市に市町村民税を払っていたという事で、無断使用に市も寛大だ(違)


機長のアナウンス風に言うと
『現地、気候は若干暑め。15分ほどの移動予定。時差無し。オイ、7−8割の出来。あからさまな反抗や規律違反は見せないものの、せこい誤魔化しが予想されます。集中力や真面目さにもやや欠けるため、興奮に乗じて、自分勝手な振る舞いに持ち込むでしょう。が、今日は失敗させず、楽しさを最優先に。機上の皆様、ボロ・ヴィッツ航空で、快適な旅を!』 

ウォーミング・アップの一走りさせてから、オイは一端、休憩。

その間にハードルを並べる。

どーもオイはその後も私をボール遊びに誘い込みたかったらしい。私が横に腰を降ろすと、オゥシー・トロットというのかな、背筋の伸びた優雅な足取りで、ボールを咥えて行ったり来たり(爆)

キミ、やめたまえないか!

で、無視していると、『ハードル、私にも跳ばさせて下さい!』と突然、やる気マンマン・モードに早変りするじゃないの。結局、燃えれるんなら、何でも良いのか?

一列、3セットのハードルを 『ただ行って、ただ帰ってくる』 単純往復走行。

復路には、イヌと人間の位置が逆になる場所がある。たったそれだけがミソなんだけれど、距離を取るために離れると、すぐ追いかけて来ちゃってハードルをすっぽかすし、スタートで濡れた芝生の上に『座れ』させられる事が嫌で、ケツを微妙に浮かせている。(これで燃え盛る気持ち、消沈したご様子)

キミ、ちゃんとやりたまえないかっ!


帰宅途中、ダンナの会社の前を通る。ダンナの車が1台停まっているだけで、今日の日曜出勤組はどうやらダンナだけ。
こっそりオイを忍びに送り込んでやるか?あれが静まったオフィスに突然乱入してきたら、さぞかし目をひん剥いて、たまげるだろうと想像するだけで笑えて、笑えて。

クックックック・・・。

そのまま帰宅。
快適な地上の旅、終了。



情熱の犬 オ〜ッレ!

強い寒気団のお陰で、犬遊び日和。

グランドに久々にハードルを並べた。

今日、初めて、「このコが、恋焦がれるほどの人なら・・・・」
「その人にオイを譲ってもいい。いや譲らなければいけないのだろう」と思った。

長い間ピンと来なかったが、オイが恋焦がれて、という言葉が浮かんで、初めてぴったりと心に納まった。年末に何ではあるが、時を選ばずして、こんな風にも思う。

「懐かしい日本の農家の軒先の犬」の日常を送るオイであっても、あのコの情熱っていうヤツは異国のもの。
私達夫婦は浅漬けタイプ。どう逆立ちしても役不足。どんなに輸血していただいても、淡白過ぎる。

オゥシーのルーツがスペインなら、なんつーか、オイはカルメンなんだろうな。スカーレットだって、ナマッチロイ男なんか手玉に取ってたもの。
こう、「燃え滾る情熱を秘めたヒトと踊りたいわ、我を忘れて」 出口の無いものが、オイの心の奥にある。今日は、それを感じた〜。

日常は穏やか。でも、“スリ”やってますっていう、子どものような目にもなるね。来年は6歳になるけれど、ちょっと楽しそうな事があると、すぐ浮かれてはしゃぎ出すところは、さすがオゥシーらしい。小心でワガママ、許容度、理解度ともとっても狭い。しかしスカーレット・オハラや故郷のオンナ、カルメンの情熱要素も持つ犬。

自分の情熱不足を棚に上げて申し訳ないが、まだまだ面白い犬です。


紙飛行機と犬

最近、夕食後に電話で仕事の打ち合わせをするダンナ。
部屋を出て行ったので、テレビのチャンネルをすかさず変える。

ダンナ、しばしして自分のソファに戻って来る。

自分の縄張りから持ち去られたリモコン。

勝手に替えられてるチャンネル。

何も言ってくれない妻は、何も返してくれない。

  ・
  ・
  
しばし流れる沈黙
  
  ・
  ・


雑誌を手に取り、読み始める。

懐かしい歌手を見つけ、少し騒いで、すぐに飽きる。

ビリビリ雑誌を破り始める。

紙飛行機を折る。


足元で寝ている犬の前に飛ばす。

あっという間に、犬、噛み千切る。
「こらっ!やめろっ!オイッ。持って来いっ!」

紙飛行機第2号を製作。

期待で目をランラン輝かせている犬の顔を狙って飛ばす。

妻、激怒。

「オイの動体視力の凄さを知らないな!」
振り返って言い返す。


並外れた動体視力を持つ犬に、紙飛行機2号、粉砕される。
(犬にぶつかるほどの滞空距離も無いまま落下直後)



紙くずを回収するダンナ。
それを執拗に追い詰める犬。

「お前は自分でゴミを片付けられないから、これはあげれない」
回収したゴミを犬に得意げに見せびらかす。
諦めずに犬はそれを追い続ける。


そしてついに奪う。

「あ! やめろ!返せ〜」
犬、ここまでおいで!と
尻尾ふりふり、家具の下を走りまわる。

ダンナ、追う。


妻、騒動の終焉のために、リモコンを返す。

みんな、元の場所に戻って落ち着く。

メリー・クリスマス。


10-10-1
 似ている。

スース
耳毛が豊富になってきてから、余計に“グリンチ”とオイって。
メリー・クリスマス。



戸隠にてお蕎麦をすする

お日様、にこにこの土曜日。ダンナが昼飯要らないという土曜日。
それではいそいそとお出かけしましょうよ♪と、オイを車に乗せて出発。

目指すは戸隠。

11−24


戸隠神社、宝光社を参拝。長い階段を昇る途中の杉が本当に見事だった。その後、神社の階段の下でオイと一緒に願い事。

お蕎麦と蕎麦クレープを食し、ポンポン腹ごなしにオイと冬の林の中を散歩。間伐済みの、人の手の入ったお日様の良く通る場所を発見。

オイはこういう視界の通る森林地帯が大好きなので、私もとても嬉しい。匂い取りを盛んにするような野生度がオイに低ければ、もっと嬉しい。

木立の中で腰を降ろして、しばし休憩。
『まだかなぁ〜?まだかなぁ〜?』 
オイが再出発の時を待って顔を見上げる。落ち葉が柔らかいし、冬の陽だまりも温い。

『先を急がず、山の音を聴いてごらんなさい。オイよ』
諭してみるけれど、道路が近すぎて、ちょっと車の音が煩いね、とほほ。もう少し私もキミもレベルアップして、今度はもっと奥地を冒険だ!

樅の木陰で雪遊びをしていたら、オイの表情と態度に限界が出そうだったので、遊び終了。帰宅。

多分、また来週、出かけちゃいそう。





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